こんにちは、今回は、メラミンスポンジで研磨した際に、
ガンダムマーカーの塗装ノリがどれだけ変わるのか検証してみました。
メラミンスポンジの使用は有用か
離型剤が塗装をはじく
プラモデルは、金型からランナー(プラパーツ)を外しやすくするために、
離型剤という薬剤を使用して、金型から外す際の破損を防いでいるそうです。
これはプラモデル製造過程で必要なものなので、決して悪いものではないのですが。
塗装や、塗料を塗るときに、この離型剤が塗料などを弾いてしまい。
思ったような塗料ができないという悩みも生んでしまいました。
そのため、塗装をする際などは、パーツを一度洗い。
その後に塗装を開始するというのが一般的な工程のようです。
(そのほか、ほこりや皮脂なども除去するという目的もあるそうです)
その際は、超音波洗浄機などを使用する方も多いと思いますが、
私はそのような設備もスペースもありません。
さらに、基本的にパーツの洗浄も、正直やりづらい状況です。
ですが、ガンダムマーカーで部分塗装を行うくらいはできます。
ですので、今回は、
メラミンスポンジで、簡単に研磨して、ガンダムマーカーの塗装ノリどう変わるのかを確かめたいと思います。
検証
使用するのは、コトブキヤ様より発売されている。
M.S.G モデリングサポートグッズ ヘヴィウェポンユニット エクシードバインダー
です。
なぜこの商品を使用したかというと、
バンダイのプラモデルは、離型剤の使用が少なく、こだわらなければそこまで
離型剤の影響はないと耳にしたことがあるからです。
そして、コトブキヤのパーツは離型剤を使用して外しています。
ここで、誤解を生まないように説明させていただくと。
- バンダイのキットが塗装への影響が少ないというだけで、いろいろなメーカーが離型剤を使用している。
- 別に離型剤の使用が悪いわけではない。
ということです。
何が言いたいかというと、コトブキヤが別段ダメだというわけではないということです。
というより、バンダイ(の技術力)がおかしいんです(いい意味で)。
メラミンスポンジ+水
話がそれてしまって申し訳ありません。
今回は、「ついでにメラミンスポンジ+洗剤で磨いたら、パーツ洗浄をしなくても良いのでは?」 と考え。それも検証してみることにしました。
まず、左が メラミンスポンジ+水 で磨いたもの。
右が、磨く前のものです。
・・・・・・ごめんなさい、ビフォーの画像を取り忘れたので、
反対側のパーツで撮影しました。どちらも表面は同じような感じだったので、
ご容赦いただければ幸いです。
(;’∀’)
――結構、表面の感じが違ってくるんですね。
これは塗装ノリ関係なしに、簡単な艶消しなら、水+メラミンスポンジを使用しても良いのではないでしょうか。
メラミンスポンジ+洗剤
今度は、左が メラミンスポンジ+洗剤 で磨いたもの。
右が未塗装のものです。
結構、泡が出てきて大変でした。
左が、洗剤。 右が水だけで磨いたものです。
――パット見、違いが分からないですね。
ガンダムマーカーを塗ってみた。
磨いていないパーツ
これは、中心のパーツ。こすっても洗ってもいない、そのままのパーツです。
これに、ガンダムマーカーゴールドを直接塗っています。
表面はそれほど弾いてる感はなさそうですが(色合いとかはちょっと分かりませんが)
フチの所が、ちょっと弾いてる感が出ていますね。
これでも、気にしない人にはそれほどなのでしょうか。
水で磨いたもの
これは、 メラミンスポンジ+水 で磨いたものです。
――結構、いい感じではないでしょうか?
ムラも少なく感じますし、フチの弾いてる感が軽減したように感じます。
洗剤で磨いたもの
――う~ん、どうでしょうか。一応、しっかりと流水で流したのですが。
ちょっと塗料にムラがある感じですね。
それでも、フチの弾いて感はありませんでした。
結論:
今回試してみた感想ですが。
私としては
水で磨いたものが、一番簡単かつ、効果的だったのではないでしょうか。
洗剤は、用意や後片付けの手間を考えても、コストパフォーマンス的に水で磨いたもの軍配が上がります。
また、スポンジで研磨することも、塗装以外にも、艶消し効果があることが分かったので、
これからはメラミンスポンジで磨いてみるのもアリと考えています。
いかがだったでしょうか。
今回は、かねてからの疑問だった
「離型剤の影響」に試してみました。
素組派からしたら、こんなことするのは面倒くさいのですが、
もし、ちょっと試してみようかな? と思っていらっしゃる方に
少しでもお役に立てたのなら幸いです。
それでは、本日はこの辺で。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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